KAKI
KAKI

薬剤師歴とブログで生きているKAKIです

「薬ざいしぶろぐ」では、薬局を経営している現役薬剤師が、

「薬剤師として楽しく生きる方法」を分かりやすく解説します

ぜひ一緒に薬剤師人生を楽しんでいきましょう!

知る

【3ステップで解説】薬剤師が「自由」に働くためのロードマップ

柿原 成文

こんにちは、KAKIです。

僕は現在、調剤薬局を経営し、好きな仕事、好きな趣味をしながら、薬剤師のキャリアコーチとして活動をしています!

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

薬剤師は自由に働けるんですか?

KAKI
KAKI

そうだよ!でも、薬剤師は日々が忙しいから、これからのキャリアを考えるヒマもないよね。

今回は、薬剤師の将来のキャリアに迷子になっている人のために、薬剤師がこれから将来も自由に働くためのロードマップ!を3ステップでまとめました。

当記事を読めば、薬剤師がいかに自由度が高く、人生を楽しむ上で素晴らしい職業かを実感できるでしょう!

当記事の内容は、一度で完全に理解しようとせず、「記事を読む→実践する→記事を読む→実践する」を繰り返すと、より理解が深まるのでおすすめです!

ステップ①:キャリアプランを考えよう!

まず最初のステップで、あなたの薬剤師人生のキャリアプランを考えることから始めましょう!

キャリアプランを明確にしておけば、「今、何をすべきなのか」が分かり易くなります。

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

最初に全体像を考えておくことは大事ですね!

KAKI
KAKI

新卒の人はもちろん、キャリアに悩んでいる人は、ぜひ見てね!

薬剤師キャリアの全体像を把握する!

薬剤師として、これからどのようにキャリアを形成するのか、どの山に登りたいのかを、初めに考えることが、とても重要です!

そのためには、まず薬剤師キャリアの全体像を理解した方が、自分が進んでいる道を把握できて迷わなくなります!

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

全体像がわかると、回り道しなくなりますね!

薬剤師は、働き方が柔軟に選択することができる職業です!

しかも、一般的に収入が平均賃金よりも高い傾向にあるので、薬剤師としての高みを目指すこともできれば、収入の手段として薬剤師を使うという考え方もできます。

KAKI
KAKI

それでは、働き方を柔軟に選択できるとは、どういうことか具体的に説明していきますね!

薬剤師の働き方は柔軟に選択できる!?

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

薬剤師は女性に人気の職業ですよね!

厚生労働省による資料(平成30年)で、薬剤師の男女比率は、男性が約4割、女性が約6割です。

以前より感覚的には、男性の比率が増えたように思われますが、むしろ女性の方が増えています。

KAKI
KAKI

薬剤師の男女比率は、近年もさほど変化はありません。

女性から人気のある理由は、妊娠や出産、育児や介護などで離職した後も、薬剤師の国家資格があれば、復帰や再就職が比較的しやすいからです。

就業先によっては、復帰後に時短社員やパート社員として、働くことができます。

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

他の職種では、なかなか復帰が難しい場合もありますもんね。

KAKI
KAKI

家庭と仕事とを両立しやすいことが、人気の理由です!

2つの働き方を自由に選択できる!?

薬剤師の働き方は、主に2種類あります。

それは、薬剤師としての高みを目指す働き方と、薬剤師を収入の手段として考える働き方です。

薬剤師の働き方
  • 薬剤師としての高みを目指す
  • 薬剤師を収入の手段として考える
KAKI
KAKI

どういうことか、具体的に説明しますね!

薬剤師としての高みを目指す働き方

薬剤師としての高みを目指すとは、癌など、ある分野における薬学的知識を高めることに注力して、学会発表やシンポジウム、教育機関での講演など、多くの薬剤師が憧れるような存在になることを指します。

高みを目指す働き方
  • 学会発表
  • シンポジウム
  • 教育機関での講演など
ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

すごい!輝いて見えますね!

KAKI
KAKI

表舞台ではすごく輝いて見える反面、裏ではすごい努力をしているよ!

輝いている本人は、裏舞台ではすごい努力をしているという感覚でなく、もうそれが「普通」の感覚になっている人が多いですけどね。

KAKI
KAKI

他の人に「負けたくない!」という感情を持っている人も多いかな。

薬剤師を収入の手段として考える働き方

薬剤師を収入の手段として考える働き方とは、「自由に働き方を選択して、目的とする収入を得る」という働き方を指します。

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

どういうことですか?

KAKI
KAKI

一般的に薬剤師の給料は、時給換算すると比較的高いことが関係します。

一般的に薬剤師の給与は、「時給換算」すると高いです。

これは、正社員に限らず、パート社員や派遣社員であろうが、どのような働き方をしても、一般的に他の職種より、時給が高いことを指しています。

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

時給が高いのと、自由に働き方を選択できるのと、どのような関係があるのですか?

KAKI
KAKI

それは、欲しい収入額が決まれば、どのような働き方でも、達成することができる!ということを指しています。(もちろん上限はあります。)

薬剤師は自由に人生を選択できる

薬剤師は、欲しい収入額が決まれば、どのような働き方でも選択することができます

従業員として働くことも出来るし、収入を増やすために独立を目指すことができます。

結婚や子育てなど、生活環境が変わっても、正社員やパート、派遣など、仕事内容はほとんど変わらず、場所も制限なく働くことが出来ます。

KAKI
KAKI

もちろん、会社ごとにやり方は違いますよ。

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

でも、本質的にやること、医療人としての薬剤師のやることは同じですもんね。

つまり、「人生の主導権を、自分で握れる!」という事が、薬剤師の本当の強みなのです!

一般企業だと、いったん辞めてしまうと、再就職が難しかったりしますよね。

同じ業種でも、会社によって内容は全く異なったり、担当業務によって、全く異なる仕事をすることもあります。

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

そのため、なかなか辞めにくかったり、再就職が難しかったりしますよね。

KAKI
KAKI

そうです。だから、薬剤師が女性に人気な理由ですよね!

あなたの人生で何を優先しますか?

あなたは「何のために生きているのか?」と、考えたことはありますか?

会社のため?家族のため?子供のため?親のため?、、、人それぞれ、思いはあると思います。

でも、最終的に僕が考える「何のために生きているのか?」は、「自分の自己満足のため」だと思っています。

KAKI
KAKI

「収入を増やしたい」だったり、「負けたくない」という感情は、「他者との比較」によって生まれる感情ですもんね。

他者と比べて、劣っている自分が嫌なので、会社の中で頑張ったり、評価を高めようと頑張っているのです。

KAKI
KAKI

もちろん、他者からの承認欲求も大事なことですよ。

でも本当は、自分で自分を認めることができる、自己肯定感や自己承認、自己満足できる人生の方が、人生をより楽しむ上では重要だと僕は考えています。

自分のライフスタイルに、働き方を合わせる

僕が推奨する働き方は、「自分のライフスタイルに合わせて、働き方を合わせる」です!

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

なぜ、そう思うのですか?

KAKI
KAKI

それは、いくら生活の質を上げようと思っても、上を見ればキリがないからです。

SNSを見れば、輝いている人が沢山いますよね。

高級住宅に住んでいたり、海外旅行によく行っていたり、よくパーティーをしていたり。

KAKI
KAKI

でも、実際にSNSで輝いている人と会ってみると、実際の生活は、さほど良いものではなかったりします。

実は、他者との競争よりも、家族の時間を多くとれたり、自分の趣味の時間を増やしたり、子供と公園で遊んだりする方が、生活の質は豊かなのかもしれません。

もちろん、会社で昇進目指して頑張っている人と比べると、会社内での評価は劣ってしまうことになるかもしれません。

KAKI
KAKI

でも本人が、自分で働き方と収入を選択して、選択した人生に自己満足さえできていれば、僕は豊かな人生を送れていると、自信を持って言えることが出来ます!

もちろん、優秀な人は、社会的な地位も、家族や自分の時間も、両方ともかなえている人もいます。

でも、僕を含め多くの普通の人は、全てを叶えるということは、なかなか難しいものです。

KAKI
KAKI

何かに偏ってしまうことが多いです。

仕事ばかりしてしまって、家族をないがしろにしてしまったり。

趣味ばかりしてしまって、仕事がおろそかになってしまったり。

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

確かに。仕事ばかりになっている人もいますね。

KAKI
KAKI

でも薬剤師は、全てのバランスをコントロール出来る、数少ない職業の一つだと思っています!

人生の豊かさとは、選択できること!

僕が思う「人生の豊かさ」とは、「選択できること」です!

薬剤師は、どのような働き方をしても、時給が高いので、他の職種と比べて、少ない時間で、多くの収入を得ることが出来ます。

KAKI
KAKI

時給が高いことは、「時間を自分好みに選択することが出来る特権」とも言い換えることが出来ます。

目的とする収入の金額設定さえ出来れば、ライフスタイルに合わせて働き方を変え、収入も生活の質もバランス良く保つことが出来る!ということです。

何度も言いますが、他者との比較をしてしまうと、「もっと、もっと、、、」の欲求が出てしまうため、バランスを崩してしまいがちになるので、注意が必要です。

KAKI
KAKI

ぜひ僕と一緒に、自分の人生を取り戻しましょう!

ステップ②:薬剤師としてのスキルを高めよう

「薬剤師は働き方を自由に選択できる」とお伝えしましたが、やはり土台となる薬剤師としてのスキルを、高めることは必須です!

KAKI
KAKI

薬剤師は、医薬品を通して、患者さんの命に関わる仕事です!

なので、薬剤師として、モラルや知識、正確性、他職種や患者さんとのコミュニケーションなどは、常に高める必要があります。

薬剤師の役割とは

チーム医療における薬剤師の役割は、Drの処方箋に基づき、薬学的観点において、その処方の妥当性を判断し、患者さんにお薬を安心して正しく服用していただくことです。

なので、薬剤師には大きく分けて「2つのスキル」が必要です。

薬剤師に必要なスキル
  1. 処方の妥当性を判断できる薬学的知識
  2. 患者さんに、安心して正しく服用してもらうための、コミュニケーション能力

自由に働き方を選択できるようになるには、この2つのスキルを伸ばす必要があります。

KAKI
KAKI

今は難しく考えなくてもいいですよ。普段、仕事をしていれば、自然と身に付くスキルです!

知識は一朝一夕(いっちょういっせき:極めてわずかな時間)では手に入らないものです。

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

日々業務をこなしながら、コツコツと知識を蓄えていきましょう!

薬剤師に必須な「薬と健康の知識」

薬剤師は、「全般的な」薬学と健康に関する知識が必要とされます。

薬剤師より学力の高いDrが、「専門的な」知識を高めることに注力しても、終わりのない世界が健康の分野です。

つまり、薬剤師としての知識を高める旅は、果てしない大海原(おおうなばら)に旅に出るようなものです。

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

一生終わることのない旅ですね。

KAKI
KAKI

そうです。でも僕は、「健康の本質」さえ押さえれば、どんな分野でも、薬剤師としてだったら、対応できると思っています。

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

どうしたらいいんでしょう?

患者さん一人の健康に対して、医師、歯科医、薬剤師、看護師、栄養士など、様々な分野のエキスパートの知識を集めて、治療をしています。

健康全般の知識は必要ですが、薬剤師の役割は、「医師の処方に基づいて、薬学的観点で処方の妥当性を判断し、適切に安心して服用していただく」ことです。

KAKI
KAKI

つまり、処方の妥当性を判断できて、患者さんが安心できるように説明できれば、薬剤師として”最低限のレベル”はクリアしていることになるのです!

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

確かに、このように考えると、ハードルが低くなりますね!

KAKI
KAKI

そうですよね!そのために、これからお伝えする”コミュニケーションスキル”が大事になってきます!

薬剤師に必須な「コミュニケーションスキル」

薬剤師は、患者さんはもちろん、様々な職種の人とコミュニケーションをする必要がありますよね。

処方箋からDrの意図を読み取り、患者さんにわかりやすく、お薬の内容を伝える必要もあります。

いかに薬剤師が客観的な事実を伝えたとしても、相手は生身の人間なので、うまく伝わらなかったり、受け取り方によっては、クレームに繋がることもあります

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

コミュニケーションに、正解はないかもしれませんね。

KAKI
KAKI

確かに、経験もとても大事だよね。

もちろん、上手くコミュニケーションとれる場合もあれば、クレームに繋がってしまう場合もあります。

僕自身、患者さんに怒られたり、Drから怒られたり、様々な経験をしました。

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

正論をいくら言っても、難しい場面も多くありますもんね。

KAKI
KAKI

でも、多くを経験するうちに、コミュニケーションにも本質はあるし、技術(テクニック)も存在することにも、僕は気が付きました。

コミュニケーションスキル
  • 共感力
  • 相手の知識段階に合わせた言い換える力
  • 怒らせない話し方
  • 患者さんから、Drの処方意図を探る方法
  • 患者さんに病状を話させるテクニック
  • 投薬時に使える心理テクニック など
KAKI
KAKI

これらは、一つの例だよ!

コミュニケーションスキルを高めるには、トライアンドエラーを繰り返しながら、自分の型を作っていく必要もあります。

いくらテクニックを理解していても、やはり相手は生身の人間なので、人によって正解が違いますから。

コミュニケーションの本質

「いかに相手の気持ちに、寄り添うことが出来るか」

当たり前のようで、本当にこの本質を理解しているだけでも、これからのコミュニケーションが楽になります。

KAKI
KAKI

これから一緒に学んでいきましょう!

ステップ③:変化に対応できる薬剤師になる

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

変化に対応できる薬剤師とは、どのような薬剤師ですか?

KAKI
KAKI

これからの薬剤師は、自らキャリアプランを考えて、自ら変化をする必要があります!

医療の環境は、日々進化しています。

日々新しい機序の医薬品が開発されたり、新しい技術や機器が開発されたり、新しい治療法が確立されたり、常に目まぐるしい進化です。

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

立ち止まっていると、「周りから置いていかれるのではないか」、という強迫観念のような衝動に駆り立てられてしまいます。「一生勉強し続けないといけない!」と考えてしまいます。

KAKI
KAKI

もちろん勉強することは大事だよ。でももっと自分の人生を豊かにすることも、考えてもいいんじゃないかな。

勉強することは、もちろん大事です。医療の現場で働くためには、新しい知識を得る努力は、常に必要です。

でも、Drの賢さをもってしても、専門分野のスペシャリストになることが精一杯です。

さらに広い範囲の知識を必要とする薬剤師が、いくら知識を追い求めたとしても、専門Drの知識には追い付くことはできません。

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

そのため、最近は専門の知識を持った薬剤師が、求められるようになったのですね。

KAKI
KAKI

そうです。ある分野に特化しないと、専門Drにとってのパートナーになれませんからね。

もちろん、専門の薬剤師、専門のDrは必要です。だって、その分野に精通していないと、わからない事象が多く存在しますからね。

薬剤師は、専門性を高めることが、不自由にもなりえる!?

Drの場合は、専門性を高めれば高めるほど、自由に職場を変えて働くことは出来ますが、薬剤師には少し事情が異なるかもしれません。

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

それはなぜですか?

KAKI
KAKI

それは、Drは基本的に”医療ピラミッド”の頂点にいるからです。

Drの指示のもと、薬剤師を含め、多くの医療チームが動いていきます。

もちろんチーム医療なので、医療チームのスキルや考え方によって、医療内容や質が変わることもあります。

しかし基本的には、Drの医療レベルによるところが多いのが、医療の世界です。

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

なるほどですね、Drは専門性を高めれば、さらに自由度が高まりそうです。

KAKI
KAKI

そうですね。でも、薬剤師の場合は少し様子が異なります。

薬剤師は、基本的にDrの処方に基づいて調剤し、患者さんに投薬しますよね。

なので、基本的には、Drの指示によって動くことになるので、Drの考え方次第になってしまう事が大半です。

もちろん、専門性の高い薬剤師は、Drのパートナーとして、処方設計に参加できますし、理想を共有できるDrのパートナーとして、より良い医療を患者さんに行うことも出来ます。

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

薬剤師の理想とする姿ですね。

KAKI
KAKI

そうです!すごく憧れますよね。でもその反面、自由は減っていくことになるかもしれません。

それは、理想を共有できるDrと一緒でないと、難しい場面が出てくるかもしれないからです。

だって、そのDrが体調を崩してしまったり、転勤になってしまうことだってありますよね。

いくら知識やスキルが高くても、Drとの考え方が異なる場合もあります。

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

でも、専門性を高めれば、どこに行っても働けそうな気がしますが?

KAKI
KAKI

もちろんそうです。おそらく、どこでも働けますが、全く同じ環境ではないことは、頭に置いておかないといけません。

専門性の高い仕事が出来ていたのは、もしかしたら、周りのスタッフのおかげだったり、会社の方針だったり、上司のおかげだったり、家庭の環境だったり、色々な要因が重なって出来ていた”だけ”の場合もあります。

環境が変われば、人も状況も変わり、今までと同じようには、専門性の高い仕事ができなくなる可能性もあります。

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

環境を整えるには、相当な時間と労力が必要になりそうですね。

KAKI
KAKI

そうです。なので、最初のキャリアプランでも考えた、「あなたの人生で、何を優先しますか?」の質問を思い出してください。

自分のライフスタイルに、働き方を合わせる!

僕は、「薬剤師は、自分のライフスタイルに、働き方を合わせることが出来る、数少ない職種」だと思っています。

KAKI
KAKI

考えが偏っているかもしれませんが、むしろ薬剤師の「特権」だと思っています。

もちろん、医療人として、「目の前の患者さんのために」という思いは、常に必要です。

目の前の患者さんのために、自分の時間や、家族の時間を使うんだ!と考えられる人、とても素敵ですし、尊敬もしています。

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

より薬剤師の高みを目指して、日々努力をしている諸先輩方も、すごく輝いて見えます!

でも一方で、「何でそんなに頑張れるのですか?」と質問すると、返ってくる答えは決まって、「定年まで、引退まで働き続けるため」とか、「友人や同期に負けないように」とか、未来に不安を抱いているような答えが、返ってくるのです。

KAKI
KAKI

「すごく楽しいんだよ!」っていう答えは、なかなか聞けないんですよ…

もちろん、「不安があるため頑張れる!」これが悪いとは思いませんし、むしろその努力は素晴らしいと思っています。

大病院の薬局長、調剤薬局チェーンの部長、エリアマネージャー、、、

KAKI
KAKI

その先には、何があるんでしょうか?

もしかしたら、地位や名声を得るまでの期間に、あなたの愛する子供は、どんどん大きくなり、巣立ってしまっているかもしれません。

もしかしたら、老後に楽しもうと思っていたのに、激務やストレスで体調を崩してしまい、老後の楽しみができなくなってしまうかもしれません。

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

未来はどうなるか、わかりませんもんね…

KAKI
KAKI

そうです!なので僕は、今と未来のバランスが大事だと思っています。

今さえ良ければ良いわけではないし、未来さえ良ければ良いわけでもありません。

今も楽しみつつ、未来も安心して迎えられる準備をしておくことが、人生を楽しむ秘訣だと思います!

KAKI
KAKI

だって、せっかくの一度きりの人生、死ぬ時に、「あ〜あの時、やっておけば良かった…」って思いたくないですもんね。

全く後悔しない人生なんて、僕はないと思いますけど、それでも後悔の数を減らせることはできると思います。

その中でも薬剤師は、ライフスタイルに働き方を合わせることが出来る可能性があるので、「今も未来も楽しむことが出来る確立が高い職業」だと僕は考えています。

薬剤師は「今後も安定している職業!」

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

薬剤師は今の所、安定している職業かもしれませんが、この先はどうなんでしょう?

KAKI
KAKI

僕は、薬剤師はこれから先も、他の職種より安定している職業だと思うよ!

まず「人」がいる限り、「医療」という分野がなくなることはありません。

急速に世の中が変わっている今でも、”かたち”を変えながら「医療」は変わらず、あり続けています。

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

確かに、医療は無くなることはなさそうですが、薬剤師はどうでしょう?

KAKI
KAKI

僕の考えでは、AIによって仕事の業務内容は変わっていくでしょうが、「人」を相手にする限り、存在し続ける職業だと考えています!

プラセボと医薬品の二重盲検試験、これは皆さんよくご存知だと思います。

プラセボとは、本物だと思って飲めば、3割から6割の人が、症状の改善や、副作用の出現が見られることでしたね。

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

はい、これはよく臨床試験で行われている試験ですね。

KAKI
KAKI

そうだね。これはつまり、「どのような気持ちで薬を服用するのかによって、薬の効果が変わる可能性がある」っていうことだよね。

プラセボで一定数の人に効果があるということは、患者さんがいかに「この薬は効く」と思えるかによって、薬の効果が変わってくるということですよね。

これは、「薬剤師の指導によって、薬の効果が左右される可能性がある」ということでもあります。

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

AIでは、画一的な指導しかできないですもんね。

でも、患者さんは一人一人、背景が全く違います。

KAKI
KAKI

つまり、患者さん一人一人の背景に合わせた指導をすることは、人の薬剤師にしかできない仕事なのです!

なので、薬学的知識を高めた、コミュニケーションスキルの高い薬剤師は、今後も必要とされ続けていく!と僕は考えています。

もちろん、今後もAIは進化をしていくはずなので、より質の高い指導ができるAIが開発されるでしょう。

KAKI
KAKI

でもやっぱり、「人の温もりは、人にしか出すことは出来ない」と僕は思いますよ。

今後の薬剤師は「適応力」がカギ!

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

薬剤師が、これからも必要なのはわかりましたが、変化に対応できることと、何が関係するのでしょう?

KAKI
KAKI

患者さんの背景も、薬の効果も、一人一人が全く違うように、僕は「適応力」がこれからのカギだと思っています。

診療報酬の改定、薬価改定など、薬剤師は常に変化を求めらます。

大手の企業では、新しい取り組みを始めることも多いので、働いているだけで、自然と「適応力」は養われていくかもしれませんね。

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

だったら、適応力のことは、あまり具体的に考えなくてもいいのでは?

KAKI
KAKI

「適応させられている」のか、「適応する」のか。「受動的」なのか、「能動的」なのか、の違いかな。

世の中は常に変化をしているので、僕たち薬剤師も、常に適応していく必要があります。

医療制度も医薬品も常に変わるので、それに適応することは仕方のないことです。

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

あっ!確かにこれって、「適応させられてる」!「受動的」ってことですよね!!

KAKI
KAKI

そうです。僕は適応力を高めるとしても、自ら望んで「能動的」に高めることが大事だと思っています。

薬剤師に求められるスキルは、薬学的な知識はもちろん、管理薬剤師、エリアマネージャー、経営者となると、それぞれに異なるスキルが必要になります。

  • 管理薬剤師に必要なスキル
    ・医薬品や医療制度の知識
    ・リーダーシップ
    ・コミュニケーションスキル など
  • エリアマネージャーに必要なスキル
    ・問題解決や課題発見の能力
    ・リーダーシップ
    ・コミュニケーションスキル
    ・マーケティングスキル など
  • 経営者に必要なスキル
    ・決断力や判断力
    ・論理的思考力
    ・先見性や洞察力
    ・リーダーシップ
    ・コミュニケーションスキル など
  • フリーランス薬剤師に必要なスキル
    ・一定水準の薬学的知識
    ・コミュニケーションスキル 
KAKI
KAKI

僕には組織でのエリアマネージャーや幹部には向いてなかったので、独立して経営者を目指しました。

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

なぜ向いてないと思ったのですか?

僕は、数店舗を経営されている会社の管理薬剤師や、ある程度大きな組織の管理薬剤師もさせて頂きました。

上司のエリアマネージャーや経営幹部の方は、とても素晴らしい方達ばかりでした。

でもそれと同時に、先輩方のような激務で働き続けるのは、僕には難しいと思ってしまいました。

KAKI
KAKI

限りある家族や子供との時間を、もっと大事にしたい!と思ったからです。

そこで僕は、「転職活動」を始めることになったのですが、その転職活動をする中で、多くの気付きや学びがありました。

「適応力」は、転職をすること、環境を変えることで、もちろん鍛えられます。

でもそれ以前に、「転職活動」をするだけでも、多くの気付きや学びがあるので、僕は全ての人にオススメしています。

KAKI
KAKI

より適応力を高めるために”転職活動”がオススメだよ!

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

転職活動?…ですか。急になんだかハードルが高い気が…

KAKI
KAKI

そうだよね。でもね、転職活動は、必ず転職をしよう!っていう話しではないよ。なので、気楽にはじめてほしいなと思います!

転職活動の詳しい方法は、下記の記事にまとめていますので、ぜひ参考にしてくださいね!

適応力を高めるには、「転職活動」が最良の方法!

僕は転職を数回して、その後に起業をしました。

欲しいスキルや生活状況に応じて、転職活動をしたのですが、転職活動をする事こそ、適応力を高める最良の方法だと気付きました。

KAKI
KAKI

「転職活動がしやすい環境があるのも薬剤師の特権」だとも思っているよ。

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

海外では、キャリアアップのために、転職する人は多いですもんね。

KAKI
KAKI

そうだね。自分の市場価値を高めるためにも、転職活動は活用しているよ。

薬剤師の人数は少しずつ増えているとはいえ、まだまだ薬剤師の転職市場は活発です。

薬剤師として経験を数年積んだけど、自分の今の立ち位置、今後のキャリアがよくわからない人も多いです。

転職活動とは?

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

転職活動って、具体的には何をするのでしょう?

転職活動とは、大きく分けて「事前準備」「書類作成・応募」「面接」「内定・退職・入社」という4つのステップに分けられます。

転職活動の4ステップ
  1. 事前準備
  2. 書類作成・応募
  3. 面接
  4. 内定・退社・入社
ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

うぇ〜…これだけ見るだけでも、気が遠くなってしまいます。書類作成だなんて…

KAKI
KAKI

そうだよね。でも、僕がオススメするのは、転職活動の中でも①の事前準備が主です!他はあまり深く考えなくても大丈夫です!

「①事前準備」の後の、「②書類作成・応募、③面接、④内定・退社・入社」に関して、「転職エージェント」がお手伝い・サポートしてくれるので、実はあまりハードルは高くありません。

薬剤師は日々の業務がとてもハードなので、自分だけで転職活動をする時間が無いのが実際です。

KAKI
KAKI

なので、僕も転職する時は、プロの転職エージェントにお願いしました。

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

プロの転職エージェントさんが、ほとんどの大変な事をサポートしてくれるなら安心ですね!

転職活動:①事前準備とは?

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

転職活動の”事前準備”とは、具体的にどのような事をするのですか?

KAKI
KAKI

主にはキャリアの棚卸し、自己分析をするよ!

キャリアの棚卸しとは、過去の経験やスキルから、自分の強みや得意分野などを洗い出す作業です。

逆に、キャリアの棚卸しをすることで、”今の自分に足りない経験やスキル”も、洗い出すことができます。

KAKI
KAKI

今後の薬剤師に必要なのは「適応力」。様々な変化に対応するために、今の自分に足りない経験やスキルを把握することが、とても大切なのです!

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

確かに!足りない部分が分かれば、対策の仕方が分かりますね!

キャリアの棚卸しと自己分析をする方法

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

キャリアの棚卸しや自己分析は、どのようにしたらいいのですか?

KAKI
KAKI

色々方法はあるけど、僕は「マインドマップ」をよく利用するよ!

マインドマップとは、中心となるキーワードから、関連する言葉やイメージをつないでいき、放射状に広がっていく図のことを言います。

頭の中で考えていることを自由に書き出すことで、考えやアイデアが可視化されるので、頭の中を整理・記憶しやすくなるのがメリットです。

KAKI
KAKI

僕は頭の中を整理するために、定期的にマインドマップを利用しています!

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

頭の中で考えていると、考えがゴチャゴチャするので、整理するのにとても良さそうですね!

マインドマップは、スマートフォンでもPCでも、Mindmeister、Xmindなど数多くのアプリやソフトがあります。

KAKI
KAKI

僕は、スマートフォンで「Xmind」というアプリを使っているよ!

転職活動の具体的なステップ

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

転職活動が良いのは分かりましたけど、どのような順番で考えれば良いのでしょう?

KAKI
KAKI

そうだよね。転職活動の具体的なステップをまとめたよ!

転職活動のステップ
  1. キャリアプランを考える。
  2. キャリアの棚卸しと自己分析をする。
  3. 今後のキャリアプランで必要なスキルや年収を考える。
  4. 今後のキャリアプランで必要なスキルや年収が、今の会社で達成できるかどうかを考える。
  5. 今の会社で達成できるなら、キャリアプランに沿って努力を続ける。
  6. 今の会社で達成できないなら、最低3社、転職サイトに登録する。
  7. 転職エージェントに今後のキャリアプランについて相談する。
  8. 転職エージェントにも相性があるので、相性の合うエージェントを選ぶ。
  9. 転職エージェントに企業を数社紹介してもらう。
  10. 転職エージェントと企業さんに訪問し、会社の考え方や場の空気感などを感じる。
  11. 最終的に、今の会社に留まるか、新たな環境に進むかを判断する。
    (※転職エージェントを活用しても、今の会社に留まることは、全く問題ないです!)

主には、①のキャリアプランと、②のキャリアの棚卸しと自己分析が、今後のキャリアにおいてとても大事です。

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

転職しても、しなくても、今後のことを考えるのは大事ですね。

KAKI
KAKI

転職エージェントを活用しても、今の会社に留まることも、全く問題ないので、安心して活用してください!

転職活動には、転職エージェントを活用しよう!

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

転職エージェントと聞くと敷居が高い気がしますが…

KAKI
KAKI

そんなことはないよ。薬剤師の転職エージェントは古くからあって、歴史も長いよ。客観的な視点でアドバイスしてくれるので、僕はとても助かりました。

転職してもしなくても、転職エージェントは活用した方が、僕はメリットが大きいと思っています。

長年蓄積されたキャリアに関する知識やノウハウを、教えてもらえるだけでもタメになりますよ。

転職エージェントを使うメリットとデメリット

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

転職エージェントも営業なので、しつこい営業があるのではないかと不安です…

KAKI
KAKI

そうだよね。確かにそう感じることがあるかも。なので、転職エージェントを使うメリットとデメリットをまとめたよ。

転職エージェントを使うメリット
  • 1人ではない!という安心感。(1人だと冷静に客観的な判断ができないことがある。)
  • 専門性の高いアドバイスや、客観的な意見がもらえる。
  • 非公開求人を紹介してもらえる。
  • 年収、入社日などの、自分ではやり難い条件交渉をしてもらえる。
  • 面接の日程調整を代行してくれる。
  • 履歴書や職務経歴書の書き方のアドバイス。
  • 作成した書類の添削。
  • 模擬面接などのサポート。
転職エージェントを使うデメリット
  • 1人で転職活動できる人には、わずわらしさがある。
KAKI
KAKI

メリットとデメリットを比べて、メリットの方が高ければ、転職エージェントを使うのも手ですよ!

転職のメリットとデメリット

日本人にとって、一つの企業に長く働き続けるという風習があるので、転職と聞くと、マイナスなイメージがあるかもしれませんが、実はメリットも沢山あります。

転職のメリット
  • 年収がアップする可能性がある
  • 人間関係の悩みが解消される
  • 新しい経験・スキルが身に付く
  • 自分が望む働き方ができる
  • 新しい視野が広がる

もちろん転職にはデメリットもあります。

転職のデメリット
  • 年収が下がる可能性もある
  • 新たな人間関係の構築が必要となる
  • 退職金や年金が少なくなる可能性がある
  • 転職活動で、本業に支障が出てしまう場合がある

このメリットとデメリットをきちんと把握して、転職活動をすることが大事です。

転職する目的を明確にしておくと、転職エージェントとの面談もスムーズです。

KAKI
KAKI

僕は、転職しなくても、転職活動をすること自体に、意味を感じます!

ほゆこちゃん
ほゆこちゃん

転職しなくてもいいんですか?

KAKI
KAKI

そうです!”転職活動”をすること自体が、「今後のキャリアを本気で考えることになる」からです!

転職活動のメリット
  • 自己分析をする機会になる
  • 自分の強みを探る機会になる
  • 今後のキャリアを考える機会になる
  • 様々な企業を知る機会になる
  • プロの転職エージェントの視点を知ることができる

ぜひより対応力の高い薬剤師になるために、下記の記事を参考に、新たな一歩を踏み出して下さい!

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