虫歯予防グッズ!放置厳禁!フッ素で虫歯を予防しよう!
最近はお口の健康を守る事が、全身の健康にも繋がる、という事がよく言われていますよね。
なので、今回は「虫歯予防グッズ!放置厳禁!フッ素で虫歯を予防しよう!」という事で、色々調べたこと、実践している事を記事にしたいと思います。
オーラルケア
「オーラルケア」という言葉をよく目にするようになりましたね。
オーラルケアとは、虫歯や歯周病の予防のために、歯や口の中を清潔に保つ手入れをすること。
私たちが小さいころは、虫歯になったら歯医者に行こう、という感じで、虫歯になってから歯医者に行く、というのが当たり前だったのですが、最近では、「予防歯科」という歯医者さんも登場するくらい、「予防」という事に歯科業界では注目されています。
実際、市場規模もどんどん拡大してきていて、歯ブラシ、歯磨き粉、洗口剤など高価な商品もたくさん販売されています。
それだけ、虫歯予防というものが一般的に浸透してきている証拠でもあるんですね。
8020運動とは
「8020運動」というのをお聞きになったことがありますか?
8020運動は1989年にスタートされた、「80歳になっても20本以上、自分の歯を保とう」という歯科での施策で、20本の歯があれば、ほぼ満足に食事ができる、という観点で言われています。
例えば、柔らかいバナナ、うどんなどは、0~5本の歯があれば食べれます。
せんべい、れんこん、きんぴらごぼう、かまぼこなどになると、6~17本の歯、
フランスパン、たくあん、するめイカ、酢だこなどは、18~28本の歯があれば、おいしく食べることができる、と言われています。
「おいしく食べる」という事ができれば、健康的に年を重ねることがイメージできるのではないでしょうか?
入れ歯だったり、歯がなく柔らかいものしか食べれなかったら、、、何となく健康的に年を重ねられないですよね。
実際、歯がない人は、よく噛めないため、食欲が減って、バランスの悪い食事になり、さらにかむ力だったり、舌の動きが悪くなり、そして栄養が悪くなり、代謝も悪くなり、、、
と、どんどん悪い方向に進んでいくのがイメージできますかね。
なので、これは歳を取ってからではなく、若い子供のうちから虫歯予防をしておかないとダメ、虫歯になったら、早く治療をしなければダメ、という事がわかって頂けたと思います。
日本人の7割が歯周病
現在、歯周ポケットの深さが4mm以上ある歯周病の割合は、60歳以上では5割以上、軽傷を含めると7割が歯周病と推定されています。
健康寿命を増やそう!と国はやっきになっていますよね。でも、「歯の病気が全身的な病気に繋がる」という事がわかってきて、オーラルケアが見直されてきているんですね。
歯周病と糖尿病の関係性
歯周病と糖尿病には深い関係性があると言われています。
というのは、糖尿病になると、免疫機能が低下していきます。
免疫機能が低下するという事は、かぜをひきやすくなる、という事が容易に想像つくと思うのですが、口の中においてのも、歯周病菌に感染しやすくなり、歯周病になりやすくなるんですね。
逆に、歯周病菌が出す毒素は、血糖値を下げるインスリンの作用を弱め、糖尿病を悪化させることも分かってきました。
このように、歯周病と糖尿病は密接に関わっていて、両方を治療する必要があるんですね。
80歳になっても20本の歯を残そう!
歯の健康が、全身の健康に繋がる!
歯のケア方法
では、どのように歯をケアしていけば良いのか、ですよね。
これからすぐ実践できるものを、いくらか紹介していきますので、ぜひ一つだけでも実践して頂けたらと思います。
食べたら磨く
なんだ、当たり前じゃないですか!って声が聞こえてきそうですねw。
でも、本当の意味での、「なぜ食べたら磨くのか」という事を知っている人は少ないかもしれません。
食事をすると、口の中は「酸性」に傾きます。
というのは、食事をすると食物飲料の酸や口腔内細菌が出す酸により、お口の中が「酸性」に傾くんです。
酸性に傾くと、歯の成分であるミネラルが溶け出す「脱灰(だったい)」が起こります。
でも、基本的には唾液がそれを補い、再石灰化してくれるのですが、それが十分でないことがあります。
そこで、「歯磨き」をすることで、口の中を「酸性から中性」に早く戻してあげることが重要だ、という訳です。
という事は、だらだら長時間ご飯を食べたり、間食を何回もする、という事も、口の中を酸性に傾いたままにする、いわゆる歯のミネラル成分をどんどん溶け出させている、という事にもなる訳です。
なので、食事や間食の時間を決める、という事も、実は大事なんですね。
寝る前は必ず歯磨きをしよう
寝ている間は口を動かすことが少なくなりますよね。
口を動かさない、という事は、唾液の出る量が減る、という事です。
唾液は、お口の洗浄作用や、殺菌作用があるのですが、寝ているとその唾液の量が減り、口の中の細菌が繁殖しやすくなります。
なので、寝る前に歯磨きをする、しないでは、格段にお口の中の細菌の量が変わってきますので、虫歯予防のために、必ず寝る前に歯磨きをした方が良いという事なんですね。
歯間ブラシを使おう
歯ブラシで磨き落とせる歯垢は60%程度と言われています。デンタルフロスを使うと80%、さらに歯間ブラシを加えると85%まで歯垢除去がアップします。
おそらく多くの人は歯ブラシしかしていないと思います。
歯ブラシだけだと60%だけですよ!
ちょっとびっくりしますよね。
歯間ブラシをすれば良いことは知っているかもしれませんけど、なかなかの手間なので、毎日するのは大変です。
私もこれは苦手です。でも、この数値を見ると、、、歯ブラシだけではダメだ、という事がわかってきますよね。。。
定期的に歯医者でお口のケアをしてもらう
どんなに歯ブラシ、そして歯間ブラシでもきちんとお口のケアをしていても、やっぱりお口のプロに定期的に診てもらい、ケアをしてもらうことが大事です。
どんなに丁寧にしていても、どうしても磨き残しがある事があります。
また、正しいと思っているケアの方法が、実は間違っていたり、あなたが知らない新しい方法を教えてくれたり、やっぱり餅は餅屋、プロに診てもらい、軌道修正してもらいましょう。
早期の虫歯なら、早く治療する事もできます。
虫歯がひどくなると、それこそ歯を抜いてしまわないといけない事態にまでなってしまうかもしれませんもんね。
なにより、定期的に診てもらっていると、とっても精神的に安心できます。「何も異常がない」という安心感に変えられるものは無いですからね。
・食べたら歯磨きをしよう!
・寝る前に歯磨きをしよう!
・歯ブラシだけだと60%しか汚れがとれない!
・定期的に歯医者にかかろう!
口のケア方法
今までは「歯のケア」だったのですが、これからは「お口の中のケア」についてお話ししていきたいと思います。
ここで言うお口のケアとは、「お口のケア=唾液の量」の事です。
そう、今までも何度も出てきた唾液なんですが、唾液の量が多ければ、酸によって溶け出た歯の成分が、唾液によって再石灰化されますし、殺菌効果もあるし、唾液の量が少ない人と、唾液の量が多い人とを比べると、格段に唾液の量が多い人の方が、虫歯になりにくくなります。
では、どのようにして唾液の量を増やせば良いのでしょうか。
よく噛んで食べる
そう、当たり前かもしれませんねw。
噛めば噛むほど唾液が出てきますよね。しかも、よく噛むことで、あごや歯茎も鍛えられ丈夫にもなります。
近年は時間がない事を理由に、何かをしながらご飯を食べたり、テレビを見ながら食べたりと、ご飯自体に集中して食べる、という事がないがしろになっている傾向もありますよね。
何かをしながら食べると、噛むことに集中できず、流し込んでしまっている、という事が多くなります。(とかいう私もそうなんですけどね。。。)
私もそうだったのですが、流し込んでしまっている人におススメなのが、30回なら30回数えながら食事する、という事を意識してみて下さい。
初めはかなり面倒くさいのですが、慣れてくると自然にできるようになります。
しかも、よく噛むと、その食材自体の味にさらに敏感になります。
食材をより味わう事ができるので、より美味しく食事ができるようになり、食事がさらに楽しくなりますよ。
健口(けんこう)体操
口の周りの筋肉を動かすことも大事です。
口を閉じて、大きく開いてを繰り返したり、口を閉じて舌をぐるぐる回すことをすると、口の周りの筋肉が緩んで、唾液もでやすくなります。
この健口体操は、お口のケアにも良いですし、フェイスラインがすっきりする効果や、表情が豊かになる効果もあるので、ぜひテレビを見ながらでも、思い出したときにやってみましょう。
「あ・え・い・べ」体操
口が開いていると、単純に口の中が乾燥してきますよね。乾燥して唾液が少なくなると、細菌が繁殖して虫歯になりやすくなりますよね。
よく口が開いてしまう人にお勧めなのが、この「あ・え・い・べ」体操です。
ぜひ一度やってみて欲しいのですが、あ・え・い・べーと声を出しながら、最後はベロを口の外に出して、舌を口の中に戻す、、、これを30回繰り返します(けっこう大変ですw)。
実は「舌の位置」がすごく重要で、舌の位置が正常の位置にあると、鼻が悪い人でも、口が開きにくくなるんです。
この効用って、口が開きにくくなるのもですが、「歯並び」にも好影響なんです。
小さい子はもちろん、大人でも、この体操をすることで、歯並び自体も良くなる傾向があります。
これこそ、テレビを見ながら、お子様と一緒に遊びを兼ねて、でもできますので、ぜひやってみて下さい。
舌の位置が、普段の位置とは違う事に気が付くと思います。その位置が正しい位置になりますのでね。
・口の周りの筋肉を動かそう!
・「あ・え・い・べ体操」で舌の位置を整えよう!1日30回!
虫歯予防薬
フッ素とは
虫歯予防に「フッ素」という言葉をよくお耳にすると思います。
では、そもそもフッ素とは、溶け出した歯の成分であるカルシウムイオンやリン酸イオンを歯に戻す「再石灰化」を促進して歯を修復する効果があります。
また、虫歯菌の活動を抑える作用もあります。
なので、虫歯予防には、毎日のケアにフッ素を取り入れることが大事なんですね。
では、そのフッ素って新たに買った方が良いの?という事になるかもしれませんが、最近の歯磨き粉には、ほぼフッ素が配合されています。あなたがいつも使っている歯磨き粉を、一度見てみて下さい。おそらくフッ素が配合されていると思います。
では、フッ素が入っていれば何でも良いの?という事になると思うのですが、やっぱり同じフッ素ですが、やはり種類によって、配合されている量が違ったり質が違ったりはするようです。
そもそもフッ素は口の中に留めておいた方が良いのですが、歯磨き粉の中には発泡剤(泡立たせる成分)が入っているものが多いので、歯磨きをした後、吐き出して、うがいをしますよね。そうするとフッ素もお口の外に出てしまうんです。
色々調べている中で、とても良いグッズを見つけたので、一つ紹介しますね。
口をすすぐだけの虫歯予防薬
エフコート(第3類医薬品)
1日1回、口をすすぐだけで虫歯予防ができる商品なんです。
液体なので、お口のすみずみまで行き届きますし、水ですすぐ必要がないので、お口の中に長くとどまります。なので、フッ素の効果が長く持続する、という訳なんです。
歯磨きをした後に、さらにフッ素の歯磨き粉をつけて、もう一度歯磨きをするタイプのグッズもあったのですが、そうなるととっても大変ですが、これはすすぐだけなので、比較的簡単にできます。ただでさえ、歯磨きって面倒くさいですもんね。
まとめ
今回は「虫歯予防グッズ!放置厳禁!フッ素で虫歯を予防しよう!」という事でお話しをしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
歯の事をよく知ると、歯のメンテナンスをきちんとしないと、という気持ちにさせられますよね。
この記事の中で何かできそうな事があったら、ぜひ試してみて下さいね。少しでもお役に立てると嬉しいです。
では、最後までお読み頂きありがとうございました。本日も前進していきましょう!